ベルギー代表、歴代ストライカーの系譜(5)つらい…低迷期を支えた名ストライカー
ベルギー代表は今でこそ世界的な強豪に肩を並べているが、長きにわたって低迷していた時期もあった。2010年代の躍進が記憶に新しい一方で、ワールドカップやEUROへの出場を逃し続けていた2000年代や、さらには個性的なタレントが揃っていた1990年代にはどんな選手たちが活躍していたのだろうか。今回はベルギー代表における各年代のエースストライカーたちの系譜を振り返っていく。
ヴェスレイ・ソンク 生年月日:1978年8月9日 個人成績(2002):4試合出場/1得点0アシスト ベルギー代表デビューは2001年で、翌年の日韓ワールドカップにも招集された。当時ベルギーリーグ得点王として初の世界の舞台に立つチャンスを得たが、出場した4試合全てベンチスタートだった。それでもグループリーグ第3戦のロシア戦で終盤にゴールを奪い、チームの決勝トーナメント進出に貢献している。 ゲンクやアヤックス、ボルシアMG、クラブ・ブルッヘなどで活躍し、ベルギー1部リーグで得点王を2度獲得した実績もある。ベルギー代表では通算54試合に出場し24得点を挙げているが、主要国際大会への出場は日韓ワールドカップのみだった。 2000年代のベルギー代表は世代交代や育成の失敗が響き、長い低迷期に突入してしまう。ソンクの活躍していた期間はちょうどその頃で、なかなか国際大会の予選を突破することができなかった。2011年に代表引退を表明し、ついに2度目のワールドカップ出場は叶わず。2014年に現役を引退した。
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