スポーティでエレガントなバイエルン製クーペ 改良された新型BMW 4シリーズ クーペのすべての情報!
おなじみの275kW/374馬力のパワーは、8kW/11馬力のマイルドハイブリッドシステムによってサポートされ、低燃費と爽快な中間スプリントを実現している。最大トルクは1,900rpmから5,000rpmまでの幅広いレンジで発揮され、スロットルを踏み込めば約1.8トンのクーペをこれまで以上に容易にドライブすることができる。
フロントは油圧減衰式ストラットベアリングを備えたダブルジョイントストラットサスペンション、リヤはおなじみの5リンクデザインを採用したシャシーは、フェイスリフトで再びアップグレードされた。これは、以前も優れたパフォーマンスを発揮していたことによるもので、強力なブレーキとドライビングプログラムによって強調されている。
直列6気筒はドライビング・プレジャーの象徴
直列6気筒エンジンは、8速オートマチックトランスミッションと見事に直結しており、十分なエンジンパワーを両駆動軸に可変的に配分しながら、バックグラウンドで力強く作動する。最低でも76,000ユーロ(約1,292万円)するM440は、まさにこのさりげない快適性を提供する。日常的な運転では、480~550馬力のパワーを持つ驚くほどキビキビした「BMW M4」にはない良好なマナーを示し、長年にわたってアップグレードされてきた快適装備のおかげで、この4シーターは高級クーペに座っているような感覚を与えてくれる。
ノイズの快適性という点だけでも、このビッグブラザーはさらなる向上を体感できる。ディンゴルフィングのフラッグシップ工場で生産される2ドアクーペは、ほとんど常に命令に従うが、出来映えは一流であり、操作系はもはやかつてほどシンプルではない。ただ、計器類やナビゲーションのディスプレイは、約8万ユーロ(約1,360万円)クラスのラグジュアリークーペとしてはもう少し大きくてもよかったのではないか。
0-100km/h加速が4.5秒であることは、250km/hという限られた最高速度よりもはるかに重要性が低い。イメージアップのためのセカンドヘルプを求めるなら、Mに乗り換える必要があり、スポーツアウトフィットが日常走行でピンチを招くこともあることを承知しておく必要がある。これだけのパワーと日常的なユーティリティを備えていながら、100km走行あたり7.7リッター(リッターあたり12.9km)という標準的なプレミアム燃料消費量は、電動開閉式テールゲートの奥にある440リッターのトランク容量と同様に許容範囲内だ。
Stefan Grundhoff
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