HBM新製品公開したSKハイニックス、崔泰源氏とジェンスン・フアン氏のCES会合実現するか
広帯域メモリー(HBM)生産で人工知能(AI)時代の世界的キープレーヤーに浮上したSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長がエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)とまた会うのか業界の耳目が集中している。 崔会長はSKハイニックスの郭魯正(クァク・ノジョン)社長、SKテレコムの柳英相(ユ・ヨンサン)社長ら主要系列会社経営陣とともに「CES2025」に参加する。世界のAI業界では今回のCESで基調演説者に出るフアンCEOと崔会長の動きに注目している。SKハイニックスが生産したHBMはエヌビディアのAIアクセラレータ用必須メモリー半導体で、AI半導体生態系でSKハイニックスはエヌビディアと台湾の半導体委託生産会社のTSMCと三角同盟を構成している。 崔会長は昨年4月のエヌビディア本社訪問時にもファンCEOと直接会っており、両社間の協力関係が堅固であることを世界に知らせた。 昨年11月に開かれた「SK AIサミット」では、「フアンCEOが第6世代広帯域メモリーのHBM4の供給スケジュールを6カ月繰り上げてほしいと要請した」とも明らかにした。SKグループ関係者は「双方の日程は確定していないが、常に疎通しており会う可能性は開かれている」と説明した。 SKグループは今回のCESで新しいAIサービスと技術を大挙披露する。SKハイニックスは現在最新最大容量のHBMであるHBM3Eの16層新製品を発表する。DRAMメモリーを16層まで積んだのは今回が初めてだ。SKテレコム、SKハイニックス、SKC、SKエンムーブのグループ4社が共同で設けたブースは「革新的なAI技術で持続可能な未来を作る」という主題で運営される。SKテレコムは北米市場攻略を目標に年内の発売を準備している新たなAIアシスタントを初めて公開する。