フェンシング男子フルーレ団体金に”金髪の剣士”が反応! 「順位以上に価値ある物」と評した”絆”に賛辞続々【パリ五輪】
現地8月4日、パリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体決勝が行なわれ、日本がイタリアを45-36で下し、初の金メダル。2012年ロンドン五輪の団体銀メダルを上回る成績を果たした。日本は今大会5個目のメダルで、国別ではフェンシングの母国・フランスに次ぐ2位の快挙を成し遂げた。 【画像】「順位以上に価値ある物」江村美咲が感謝を綴ったフェンシング女子サーブル団体の珠玉カット 3分間、計9試合で45点先取の団体戦は激闘となった。第1試合の敷根崇裕、第2試合の飯村一輝、第3試合の松山恭助までを終えて、15-14でリードする。だが第4試合の敷根と、続く松山が23-25とイタリアに逆転を許してしまう。嫌な流れが相手に傾きかけた第6試合は20歳の飯村が爆発。30-28と見事にひっくり返した。 そして、リザーブから昇格した永野が完璧な内容で相手を圧倒すると、最終の第9ピリオドはチーム最年少の飯村が登場。王手を懸けると、一瞬の隙を突いて雄叫び。フルーレ悲願の金メダルを掴んだ。 男子フルーレの戴冠には、前日の女子サーブル団体で銅メダルに輝いた江村美咲も反応している。自身のインスタグラムのストーリーズに、「男子フルーレ金メダル」と涙顔の絵文字をつけて祝福。金メダルをもたらした飯村の写真も追加し、炎に囲まれたハートの絵文字を5つ添えるなど、フェンシング・チームとして絆の強さを示した。 江村は今大会、日本選手権団の旗手をブレイキン男子の半井重幸(Shigekix)と一緒に務めた。綺麗に整った金髪が特徴的なフェンサーは、開会式で強い雨に打たれてビショ濡れになりながらも、笑顔でセーヌ川沿いに集まった観客の声援に手を振って応えた。金メダル候補に挙げられていた個人戦では3回戦で無念の敗北を喫したが、気持ちを切り替えた団体戦では最後アンカーを務め、エースの一撃で銅メダルを掴んだ。 試合後、江村はインスタに激闘のサーブル団体戦の写真6枚を投稿している。「たくさん足引っ張ったのに最後まで信じてくれて、引っ張ってくれて、背中を押してくれて、ありがとうございました。金メダルには届きませんでしたが、皆んなで勝ち取ったこのメダルは順位以上に価値のある物だと感じています。皆んなで笑顔で終われて最高です」と、チームメイトに感謝を記した。 1900年のパリ万博の主会場となった聖地グランパレで、日本の男女フェンシングが圧巻の強さを印象付けた。 構成●THE DIGEST編集部
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