2025年に「運転免許証」が「マイナンバーカード」と一体になると聞きました。これまでの免許証は使えなくなりますか?「マイナ免許証」には、なにかメリットはあるのでしょうか?
マイナ免許証を選ぶデメリットや注意点
手続きが便利になり手数料負担が抑えられるメリットはありますが、マイナ免許証にするデメリットや注意点はあるのでしょうか。 ■紛失するとしばらく運転できない 従来の免許証であれば、紛失してしまった場合でも運転免許センターで手続きすると即日発行されますが、マイナ免許証の場合は紛失すると再発行に時間がかかり、長期間運転できなくなる可能性があります。 マイナンバーカードの再発行手続きをする必要があり、手元にカードが届くまでに1ヶ月半程度かかることもあるので注意してください。 ■有効期限を確認しにくい 現在は免許証の表面を見れば有効期限をすぐに確認できますが、マイナ免許証になるとすぐに分からないのもデメリットと言えるかもしれません。 マイナンバーカード自体の有効期限は記載されていますが、免許証の有効期限は記載されないため、「うっかり失効する」おそれもあります。特に引っ越しで住所が変わった場合はマイナンバーカードの手続きも忘れずに行いましょう。 ■情報漏洩や悪用リスクもある マイナンバーカードの個人情報の紐づけミスなどの話題をニュースやSNSなどで見たことがある人も多いかもしれませんが、紛失や盗難、自治体による情報管理ミスなどによって悪用される可能性もゼロではありません。個人では管理しきれない部分もあるだけに、心配な場合はしばらく従来の免許証を持ち続けて様子を見るのも良いかもしれません。
まとめ
本記事では、2025年に運用が予定されているマイナ免許証のメリット・デメリットとともに、従来の免許証は今後も使用できるのか解説しました。 手続きの手間が減り、各種手数料が安くなるのはうれしいですが、個人情報や有効期限の管理などデメリットが考えられるのも事実です。自分自身はどの部分を重視するのか考えたうえで選択していきましょう。 出典 警察庁「道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令案」等に対する意見の募集について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部