能年玲奈、6月末で所属事務所と契約終了 独立後、活躍の場は存在するのか
2013年放送のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に主演し、人気を博した女優の能年玲奈(22)に引退危機が一部で報じられて話題を集めている。
最悪の場合このまま芸能界引退も
能年は、「あまちゃん」で一躍国民的女優となり、14年8月公開の主演映画「ホットロード」で「日本アカデミー賞」の新人俳優賞を獲得するなど活躍をみせた。 だが、昨年4月に所属事務所からの独立騒動が勃発。 能年は所属事務所に無断で、長年にわたって演技指導を受けてきた演出家の女性と個人事務所を設立。 その後は、所属事務所サイドが映画やドラマの出演作の打ち合わせや契約交渉の場を設けても応じなくなっていたという。 そして、今年6 月いっぱいで能年と所属事務所との契約が切れることから、最悪の場合このまま芸能界引退の可能性もあることが、最近になって一部メディアで報じられた。 芸能プロダクションのマネジャーは明かす。 「能年さんの件に関しては、人気女優の独立騒動ということで、業界内でも以前からかなり注目を集めていました。所属事務所の方はなんとか関係性を取り戻そうと交渉を打診していましたが、能年さんサイドが頑なに拒み、没交渉の状態が続いていたようですね。いくら売れっ子といえども、きちんとした“窓口”がない限り、テレビ局や映画会社、CMクライアントなども仕事を振りにくいというのが業界の実情。独立騒動はイメージも良くないし、このまま事務所を退社するとなると、かなり厳しい状況になるのではないでしょうか」
厳しい意見が大勢を占める業界内
そうした中、演出家のテリー伊藤氏はコメンテーターをつとめるTBS系情報番組「白熱ライブ ビビット」で、能年に一番必要なことは「お金でなく、いい仕事」といい、「ある程度、大きな事務所に入って健康的な仕事をすること」とコメントしている。 宮根誠司アナウンサーはMCを務める日本テレビ系情報番組「ミヤネ屋」で、所属事務所とのこれまでの経緯を振り返り「芸能界はもちろんですけど、一般の会社にしてもそうですけど、事務所に内緒で、無断で事務所をつくるというのはルール違反」と指摘。 そのうえで、「事務所としては能年さんを大事に育てているというのがあったと思う」とし、「最後の最後に守ってくれるのが所属事務所」と話している。 業界内の見方としては、能年の才能を惜しみエールを送る一方で、今後を危惧し、独立騒動に対しては厳しい意見が大勢を占めている印象だ。