さらに進化した大谷翔平選手のバッティング【立浪和義の超野球論】
トップがいい位置に
31本塁打はア・リーグトップでもある[7月4日現在。写真=Getty Images]
エンゼルスの大谷翔平選手がメジャーで打ちまくっています。6月29日(現地)、ヤンキース戦での1試合2本塁打の活躍もあり、さらに全米での評価も上がっているようですね。 メジャー4年目の大谷選手ですが、これまでは故障などもあって、なかなか思うようなシーズンが送れていませんでした。それが今シーズンは、ジョー・マドン監督が思い切って二刀流で使い続け、7月4日現在(現地)で打率.278、本塁打はア・リーグトップの31本塁打、投手でも3勝1敗の成績を残しています。投手成績には、やや物足りなさがありますが、見ていると、18年にトミー・ジョン手術を受けた右ヒジの不安もなく、しっかりと腕が振れているようです。 バッティングは非常に素晴らしいですね。飛距離もさらに伸びています。昨年より体も大きくなっていますし、技術の成長も感じます。これは以前書いたことがありますが、昨年までは・・・
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週刊ベースボール