【MLB】ダイヤモンドバックスがモンゴメリー獲得へ 1年2500万ドル+オプション1年で合意との報道
レギュラーシーズン開幕が2日後に迫るなか、昨季のナ・リーグ王者ダイヤモンドバックスが大型補強を実現させた。日本時間3月27日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ダイヤモンドバックスは左腕ジョーダン・モンゴメリーと1年2500万ドルの契約を結ぶことで合意。今季10試合以上に先発すると、来季の年俸2000万ドルが保証されるという。今季の先発数に応じて来季の年俸は最大2500万ドルとなり、モンゴメリーにはオプトアウト(契約破棄)の権利も与えられているようだ。 現在31歳のモンゴメリーは昨季カージナルスとレンジャーズで合計32試合に先発して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振をマーク。ポストシーズンでも6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90と好投し、レンジャーズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に貢献した。今オフのFA市場ではブレイク・スネル、アーロン・ノラ、ソニー・グレイらとともに注目される先発投手の1人だったが、現在に至るまで契約が決まらない状況が続いていた。 フェインサンド記者によると、モンゴメリーは今季10試合以上に先発することで来季の年俸2000万ドルが保証される。18先発でプラス250万ドル、23先発でさらにプラス250万ドルとなり、モンゴメリーの来季の年俸は最大2500万ドルまで上昇する。ただし、来季もダイヤモンドバックスでプレーするかどうかはモンゴメリー側に選択権があり、モンゴメリーにはオプトアウトの権利が与えられているようだ。 ダイヤモンドバックスが緊急補強に動いたのは、ザック・ギャレン、メリル・ケリーに続く先発3番手として期待されていた新戦力のエデュアルド・ロドリゲスが広背筋の故障で離脱することになったことを受けたものだとみられる。ロドリゲスが復帰すれば、ギャレン、ケリー、モンゴメリー、ロドリゲス、昨年のポストシーズンで活躍したブランドン・ファートという強力な先発ローテーションが完成し、6番手以降にライン・ネルソンやトミー・ヘンリーが控える充実の布陣となる。同地区に所属するドジャースやパドレス、ジャイアンツにとって、かなりの強敵となることは間違いないだろう。