樋口新葉、GPファイナル進出決定 SP3位もフリー1位、シーズンベストで2位【フィギュアフランス杯】
◇2日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第3戦・フランス杯最終日(アンジェ) 女子は2022年北京冬季五輪団体銀メダルの樋口新葉(23)=ノエビア=がシーズンベストの合計206・08点で2位となり、12月にフランス・グルノーブルで行われるGPファイナルへの進出が決まった。ショートプログラム(SP)3位で臨んだフリーは1位の139・10点をマークした。 3位以内に入ればGPファイナル進出だった樋口は10番滑走で登場。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、続くルッツ―トーループの連続3回転を着氷させて勢いに乗った。前半はこの後に単独の3回転ジャンプを決めると、基礎点が1・1倍となる後半もトリプルアクセルからの3連続や3回転ループ―2回転トーループといったコンビネーションジャンプをしっかり降りていった。さらに、スピンやステップもしっかりまとめていき、演技後は氷上での決めポーズのまま両手でガッツポーズした。 他の日本勢は昨年大会3位でSP5位の住吉りをん(21)=オリエンタルバイオ・明大=が自己ベストを更新する合計201・35点で2年連続の3位となった。22年GPファイナル女王でSP7位の三原舞依(25)=シスメックス=は合計174・93点の7位。優勝は合計210・44点のアンバー・グレン(米国)だった。(写真はAP)
中日スポーツ