新作インスタレーションなど発表 アーティスト谷中さん、十和田現美で個展
十和田市現代美術館で7日、ベルリンを拠点に活動するアーティスト谷中佑輔さんの個展「弔いの選択」が始まった。新作のインスタレーションや彫刻、パフォーマンスを発表。同館の企画展として、来年3月23日まで開かれる。 谷中さんは大阪府生まれ、京都市立芸術大大学院修了。彫刻とダンスを主な表現形式として作品制作を行い、展覧会や舞台公演で発表している。 今回の個展では、老いや病気、障害など身体が本質的にはらむ脆弱(ぜいじゃく)性と、それを克服しようと進化する医療技術が抱かせる希望などについて考察して制作した作品を展示。不確かで不安定な身体に関し、改めて見つめ直す内容となっている。 一般公開に先駆け、6日は報道陣向けの内覧会が開かれ、谷中さんが作品の制作過程や込めた思いなどを解説した。 会期中の開館時間は午前9時~午後5時。休館日は月曜と年末年始(1月20~24日はメンテナンス休館)。観覧料は一般1800円(常設展含む)、高校生以下無料。
デーリー東北新聞社