27歳でCA、35歳で芸人になったCRAZY COCO 「悔いなく生きたい」行動力の原点に母親
日テレNEWS NNN
お笑い芸人のCRAZY COCOさん(37)にインタビュー。元CA(キャビンアテンダント)という異色の経歴を生かした、“CAあるあるネタ”で知られるCOCOさんがこれまでの人生を振り返り、自身の経験や考えをまとめたエッセー本を出版しました。35歳で芸人になろうと思ったきっかけや、COCOさんに大きな影響を与えた母親との秘話を聞きました。 【画像】元CA芸人・CRAZY COCO
■新型コロナ感染を機に「エンターテイナーになりたい」
――初のエッセー本『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』を発表しました。本の中にもありますが、COCOさんの人生の転換期について教えてください。 ターニングポイントは2回あったと思っていて、大きく決断したきっかけは現状を打破したいっていうことと、一度きりの人生を悔いなく生きたいっていう。(新卒で3年半商社で働いたあと)27歳の時にキャビンアテンダントに転職するということが大きかったんですけど、どんどん働いていくうちに、理不尽なことは嫌だし、自分が楽しいと思っていないことで悩むのはすごく嫌だなって、どこかで踏ん切りがついて。(友人が)エミレーツ航空の採用が始まるから受けてみたら、絶対今のCOCOよりも輝けると思うからって話してくれて。 ――35歳で芸人になろうと思ったのは、どんな思いからだったのでしょうか? (母親の病気を機に)CAを辞めた後、英語学習のコンサルタントや外国人就労サポートの仕事をしていたのですが、新型コロナウイルスに感染して入院してしまった時に、どこかでキャビンクルーの時の自分を超えられていない自分がすごく悔しかった。それはお給料面でもそうだし、「“最高な毎日を送ってます”と言えていますか?」と自問自答した時に「あ、違うな」と。 入院を2週間弱した中で自分の過去を振り返った時に、習い事のバレエとかダンスとかしている時に、人前で体を使って表現して皆さんが喜んでくれるってのがすごくうれしかったのを思い出して、エンターテイナーになりたい、なろうって決めました。