スマート家電音痴でも手軽に節電? 石ころデザインのスマートリモコン「Nature Remo Lapis」登場
Natureは7月5日、新型のスマートリモコン「Nature Remo Lapis」を発売する。想定価格は7980円で、6月26日からNature公式サイトで予約販売を受け付けている。Amazon.co.jpでも7月5日から販売を開始する予定だ。 【写真】石ころと見まごうデザインが特色
Nature Remo Lapisは「がんばらなくても節電できるデバイス」
Nature Remo Lapisは、累計販売台数65万台を記録した「Nature Remo」のデザインと機能を大幅に刷新した新モデルとなる。節電、快適、健康を意識した製品で、ユーザーが意識的に難しい操作をせずに家電を操作でき、節電もできるようにと開発されたという。 使い方は今までのNature Remoと同様だ。本機とペアリングしたスマホかスマートスピーカーで家電の操作を指示すると、Wi-Fiを通して本機に指示が飛び、本機から赤外線信号が送信されて家電を制御できる。 Natureの塩出晴海氏(代表取締役)は、「利便性のみならずエネルギーの効率性も追求した製品をこれからどんどん届けていきたい」「家電の制御は勝手にやってくれて、快適に節電できるのが、やっぱり理想的な形だ」と語る。本機は、そんな理想に向けた「第一歩」だといえる。 塩出氏は家電の中でも夏場に向けて消費電力量の多くなるエアコンを中心に取り上げ、「昨今、電気料金が非常に高くなっている」ことを指摘。その上で、本機をこのタイミングで発表した意図をこう話す。 塩出氏 元々、燃料価格の高騰により電気料金が上がっていましたが、それが一服した今でも1kWh当たり30円に迫る状況だからこそ、頑張らなくても節電ができるデバイスが必要なのです。
部屋に馴染む石ころデザイン
Natureの長尾友美氏(デザイナー)は、Nature Remo Lapisが「機能性だけでなくデザイン性も重視している」製品であることをアピールする。 Nature Remo Lapisの石ころのような見た目は「Live with Nature」(自然と調和するデザイン)がコンセプトとなっている。海辺の石をモチーフとした見た目にすべく、「ベースとなる形を探しにわざわざ海へ行った」と明かす。その石をスキャンし、シルエットやテクスチャを再現したという。 石ころデザインの本体パッケージは、「砂浜をイメージした」(長尾氏)そうだ。量産時に廃棄されるプラスチックは、過去シリーズと比べて68.8%削減し、「環境への配慮にも努めた」としている。 ボディーサイズは約57(幅)×69(奥行き)×26(厚さ)mmで、重量は約28gだ。 Matterにも対応 本機は、米CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートホームの共通規格「Matter」に対応している。従来の対応モデル(Nature Remo nano)と比べると、Matter機器の接続数は最大3台から最大20台に拡大し、同時利用できるコントローラーの数も最大2台から最大8台に増加した。Matterの「Door Lock」対応デバイスの制御にも対応しており、スマートロック「Qrio Lock」の制御も可能だ。 また本機は、スマートスイッチ「SESAME Bot」「SESAME Bot 2」にも対応している。スマート照明「Philips Hue」との公式連携機能は、2024年内に実装予定だ。