スマート家電音痴でも手軽に節電? 石ころデザインのスマートリモコン「Nature Remo Lapis」登場
アプリに新機能を搭載 利便性向上と節電の両立を図る
Natureは、Nature Remoアプリに「オートエコ」「コスパ起動」「消し忘れアラート」を搭載し、利便性向上と節電の両立を目指す。その具体的な内容は、荒川恵太氏(プロダクトマネージャー)が説明した。 オートエコ オートエコは、エアコンの利用状況からユーザーに適した節電のタイミングを計画する機能だ。ユーザーが都度リモコンやアプリで操作しなくとも、勝手に節電してくれるという。節電の効果はアプリで確認できる。 例えば、1日最長8時間節電すると、「最大で月額2300円」(荒川氏)を節約可能だ。 この機能については、大阪大学大学院の谷口一徹准教授(総合技術研究科)との共同研究が進められている。荒川氏は研究成果をアプリの新機能に反映させたいとの構想を述べた。 コスパ起動 コスパ起動は、エアコンを急速に冷やしたり暖める必要がないときに、ゆっくりとエアコンの温度を変更する機能だ。Nature Remoが室温を確認しつつ、「30分かけて段階的にエアコンの設定温度を変更する」(荒川氏)。 エアコンの消費電力は、室温とエアコン設定温度の差が開くほど大きくなる。この機能を使うことで「エアコンの消費電力を抑えられる」(荒川氏)そうだ。 消し忘れアラート 消し忘れアラートは、家に人がいないときに一定時間以上、エアコンが動作すると、アプリをインストールしたスマホに通知する機能で、文字通りエアコンの消し忘れを防ぐために用意される。利用者の位置情報をもとに外出中かどうかを判定するため、この機能を利用するにはスマホアプリで位置情報の取得を認める必要がある。 なお、この機能は2024年夏めどに実装される。。 「熱中症アラート」なども実装 同社では、Nature Remo Lapisを含む温度/湿度センサー付きのNature Remoシリーズにおいて、設置場所の室温と湿度から熱中症の恐れになる場合に事前通知する「熱中症アラート」機能を2024年夏をめどに実装する。 また、適切な室内環境かどうかを可視化する「快適指数表示」機能を2024年冬、ウェアラブルデバイスで得たバイタルデータをもとにエアコンを最適に制御する「バイタルデータ連携」機能を2025年内に順次実装する予定だ。