現役世代への徹底投資…維新・ブロガー議員が語る“国民民主とどう違う”? 連立入りは“限りなくゼロ”
日本維新の会“ブロガー議員”音喜多駿・政調会長が、日本テレビのYouTube選挙特番「投票誰にする会議」に出演しました。 「現役世代への徹底投資」を公約の柱とする維新の会。年金や医療費負担の世代間格差はどう解消するのか。 【選挙特番】維新幹部“ブロガー議員”音喜多駿×AIエンジニア・安野貴博|投票誰にする会議~みんなの声でつくる衆議院選挙2024~
■“国民民主と決定的に違うのは…”
AIエンジニア・安野貴博氏 「(Xに投稿された意見をAI分析で“見える化する”)ブロードリスニングを見ると、 “維新・国民民主への期待と不安” という部分があります。2つの党は現役世代重視の政策という点で似ている印象かなと思うし、“どう違うの?”という声もあります」 日本維新の会・音喜多駿政調会長 「大枠の方向は一緒ですが、政策面では結構違いがあると思っています。医療制度などの社会保障制度にタブーなく切り込んで、現役世代の手取りを増やし、負担を減らしていこうということは、一致しています。国民民主さんは、発信の仕方が非常に上手。玉木代表のキャラクターもあって、ネットの影響力も強いし、世論調査を見ても、維新と競っています」 「一方で、我々は政策面でより踏み込んでいることがあって、例えば医療改革。“タスクシフティング”という、医師が抱えている業務を看護師や薬剤師に権限を手放して、任せる案がある。医師の負担も減らすし、権限を分散させればコストも下げられるという試算もある」 「薬剤師さんに(薬を)処方する権利を渡すことは、医師がすごく嫌がっているので、基本的に自民党で絶対できない。我々は、そういう既得権と一切関係ない。国民民主よりも、僕らの方が踏み込んでいる面がいくつかあります」 日本テレビ・矢岡亮一郎解説委員 「視聴者から“社会保障改革を今掲げた理由を改めて聞きたい。特にツケを回さないってどういうこと”という質問も出ています」 音喜多議員 「国債が膨らんでいって、後で子供たちが借金を返す、というような議論は昔からありました。ただ、物事はもっと悪化していて、子供や孫たちを考える前に、今の世代が社会保険の負担が重すぎて、手取りが圧迫され、“自分たちがヤバい”となっている」 「今まだ余力があるうちに、医療や年金改革に手をつけないと、現役世代は苦しんで、子どももこれ以上生まれなくなる。日本は縮小するだけなので、今、現役世代に徹底的に投資をして元気にすることをしないといけません」 安野氏 「話を聞いていて、“どういう人は維新に投票して”と、国民民主との差別化がまだできていないところがあります」 音喜多議員 「決定的に違うのは、まずは労働市場の改革です。僕らは金銭解決ルールの導入も含めて、もっともっと流動化させる。“正社員はずっとクビにならずに、定年まで”みたいなものを、流動化させることに積極的です。向こうは労働組合、正社員の団体がついているので、それは極めて消極的で」 「あとはライドシェアとか。この規制緩和、僕らはしがらみがないので大賛成で、全面解禁を今すぐやろうと言いますが、やっぱり交通関係の労働組合さんはみんな反対しているので、国民民主さんはかなり慎重。医療政策とか現役世代徹底投資以外の経済政策とか、労働政策を見ると大きな違いがあると、僕は思いますね」