スプリントで勝利したフェルスタッペン、予選は黄旗に阻まれ2番手「PP争いできたのは良いこと。競争力が戻ってきた」
2024年F1アメリカGPの土曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスプリントで1位、予選では2番手を獲得。セルジオ・ペレスはスプリント9位、予選10番手だった。 【写真】2024年F1第19戦アメリカGPスプリント セルジオ・ペレス(レッドブル)と角田裕毅(RB)のバトル フェルスタッペンは、19周のスプリントで、全周回をリード、2位カルロス・サインツ(フェラーリ)に3.882秒差をつけて、勝利を飾った。予選では、Q1、Q2でトップタイムを記録した後、Q3最初のアタックでランド・ノリス(マクラーレン)に次ぐ暫定2番手に。最後のラップで逆転を狙ったが、セクター2走行時、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュしたことによりイエローフラッグが振られたため、フェルスタッペンはアタックを断念しなければならず、2番手が確定した。 ペレスは、Q3最初のランで暫定8番手につけた後、そのラップがトラックリミット違反により抹消された。最後のアタックラップにかけたペレスだが、イエローフラッグに阻まれ、ノータイムで予選10番手という結果になった。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) スプリント 1位(1番グリッド/タイヤ:ミディアム) 予選 2番手(Q1=1番手1分33秒046:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分32秒584:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分32秒361:ソフトタイヤ) 残念ながら、Q3最後のアタックラップを途中で断念しなければならなかった。最初のラップではターン19でミスをした。2周目では、セクター1で全体ベストタイムを記録していたのに、ついてないことにイエローフラッグが出た。 レースではこういうことは時には起こることがあるし、この手のことは自分でコントロールすることはできない。 それでも自分たちのパフォーマンスには本当に満足している。ポールポジション争いに加われたのは、とてもポジティブなことだからね! 今週末、マシンにアップグレードを持ち込み、それによってマシンが速さを増し、運転しやすくなった。明日の決勝ですべてがうまく機能することを願っている。 今回は今のところ好調だ。スプリントレースでは勝つことができたし、たくさんのことを学んだ。スプリントでしたことを再現できれば、明日のレースはうまくいくだろう。 チーム同士の差は小さいから、明日は接戦になるだろう。そのなかで良い結果を出す必要がある。 一番大事なのは、僕たちは競争力を取り戻し、マシンの感触が良くなったことだ。明日は優勝を狙うことができるといいね。 ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) スプリント 9位(11番グリッド/タイヤ:ミディアム) 予選 10番手(Q1=9番手1分33秒611:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分33秒020:ソフトタイヤ/Q3=10番手ノータイム) スプリントではペースが少し足りなかったので、明日のレースに向けて、改善できる点を探るつもりだ。 予選前にマシンにいくつか変更を加えた。その結果、かなり良い状態に持っていくことができたと感じた。ペースとリズムがはるかに良くなり、すべてが正しい方向に進んでいた。 Q2では5番手で、調子が戻りつつあった。でもその後、とても不運な展開になった。Q2最後で使うために新品タイヤを温存していたのに、イエローフラッグが出たことで、最後のラップを走ることができなかったんだ。とても良い感触を持っていただけに、本当に残念だった。 明日は、トラフィックに悩まされる、厳しいレースになるだろう。でもトラフィックを素早く抜けることができれば、前のグループと早い段階で戦うことが可能になり、何かできるチャンスが出てくるはずだ。 [オートスポーツweb 2024年10月20日]