元行員の貸金庫窃盗、金品売却か 警視庁が捜査、三菱UFJ支店
三菱UFJ銀行の元行員が東京都内の2支店で貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んだ問題で、元行員が盗品の貴金属などを複数の買い取り店で売却していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が窃盗容疑で捜査している。盗んだ資金や売却で得た金は投資に使っていたとみられる。 同行によると、元行員は店頭業務責任者の40代女性で、11月14日付で懲戒解雇した。当時、貸金庫を管理する立場で、店舗で保管していた合鍵を悪用したという。 2020年4月~24年10月に練馬支店(練馬区)と玉川支店(世田谷区)で約60人が被害に遭い、総額は時価で十数億円に上る。