二十歳のとき、何をしていたか?/宮藤官九郎 大好きな演劇に関わりたくて上京した青年が、革命的なドラマを手掛けるまで。
AT THE AGE OF 20
宮藤さんが設営のバイトで行った現場には、音楽番組『ミュージックフェア』もあったという。「でっかいパネルを1人で運ばなきゃいけないんだけど、立ち止まると倒れるから走らなきゃいけないんですよ。それでいて、いろんな人の背後を通らなきゃいけないから、『わー!』って叫ばなきゃいけなかったんですよ。未だにあの番組を見ると、そのときのことを思い出します」。写真は居酒屋でふざける二十歳の宮藤さん。
プロフィール
宮藤官九郎|1970年、宮城県生まれ。主な脚本作に『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』『あまちゃん』『俺の家の話』など。8月9日より作・演出を務める舞台『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』がPARCO劇場で公演。 photo: Takeshi Abe, text: Keisuke Kagiwada(2021年8月 892号初出)
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