神戸のシンボル「ポートタワー」2年7カ月ぶり再オープン 懐かしの360度「回転喫茶」も復活 新装の狙いは「夜のにぎわい作り」
神戸のシンボル「神戸ポートタワー」が、2年7カ月の時をへてリニューアルオープンする。4月26日のオープンを前に、初めて内部が公開された。大変身したポートタワーの姿とは? 神戸のシンボル「ポートタワー」2年7カ月ぶり再オープン 懐かしの360度「回転喫茶」も復活
■神戸の街のシンボル「神戸ポートタワー」 体験型アトラクションや「回転喫茶」も復活
23日、メディアに初公開された新しくなった「神戸ポートタワー」。 コンセプトは「brilliance―赫き(かがやき)―」、来て、見て、触れて、感じて、訪れた人が輝きを増すような場所に生まれ変わる。 1963年の開業以来、神戸の街のシンボルとして親しまれてきた「神戸ポートタワー」。 高度成長期に建てられ、強い風や地震にも耐えられるようにと、真っ赤な鉄管を斜めに組み合わせた斬新なデザインが話題となった。 阪神淡路大震災の時も、高さ108メートルのタワーに大きな被害はなく、1カ月後にはライトアップを再開、傷ついた神戸の街を照らし続けた。 2021年9月から改修工事のため休業していたが、60周年を迎えたことし、新たな出発の日を迎えたのだ。 リニューアルの目玉は展望フロア3階にあるこちら! 竹上萌奈キャスター:なんていい景色!景色が見たいけど変な感じがする。右足下がってる、床が動いてます。 なんと!国内でも珍しい床が回転するカフェ&バー「レディーゴーラウンド」。 客席に座ると、約30分で360度回転するので、移り変わる神戸の風景を眺めながら、食事を楽しむことができる。 実はここが始まったのは開業当初からで、「回転喫茶」として人気を集めた。2018年に通常営業は終了したが、「回転してほしい」と多くの声が上がり、復活を遂げた。 ちなみに、かなり希少な設備だそうで… フェリシモ神戸ポートタワー事業推進室 富田浩幸マネージャー:一度、壊れると修理しにくいと。もし止まってしまったら、拍手で『お疲れさま』と、お客さまと一緒にねぎらいたい。 竹上萌奈キャスター:それくらい貴重な回転フロアなんですね 早めの体験がオススメのようだ。 このほかにも… 竹上萌奈キャスター:メインの展望デッキです。約100メートルの高さから、神戸の街をぐるりと見渡すことができます。ガラス張りなので解放感がすごいんです。 これまで上がることができなかった屋上もリニューアルし、神戸のダイナミックな景色が見られるように。 以前まではなかった、オシャレな「オープンテラスのカフェ」も誕生! さらに、4階には「光のミュージアム」がオープンし、壁に触れると「花火」があがるなど、体験型アトラクションが楽しめる。 今回のリニューアルの狙いは… フェリシモ神戸ポートタワー事業推進室 富田浩幸マネージャー:『神戸で宿泊したい、一泊して帰りたい』と思っていただけるような施設になりたい。その1つとして、営業時間が夜11時まで、長い時間まで営業しています。 竹上萌奈キャスター:神戸の街を見ながら、お酒飲んで最高ですね~。 円安の影響で外国人観光客は急増するものの、多くは有馬温泉や姫路城などへ… 夜の街を盛り上げたい神戸。神戸観光局には、「夜遅くまで開いている店が少ない」という声も多く寄せられ、神戸の夜の街のにぎわい作りが課題となっている。 そんな中でパワーアップして戻ってきた「神戸ポートタワー」。 リニューアルオープンは3日後の26日。夜の街「神戸」として復活する後押しとなるのだろうか。 神戸ポートタワーの営業時間は、午前9時~午後11時で年中無休。 入場料は大人が展望フロア1000円、展望フロアと屋上デッキ1200円。 中学生以下が展望フロア400円、展望フロアと屋上デッキ500円。