米国への引き渡し、命が危険に アサンジ被告の妻が懸念
【ロンドン共同】英国で収監中の内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告(52)の米国への身柄引き渡しを巡る審理が来週開かれるのを前に、妻ステラさんが15日、ロンドンで記者会見した。被告の状態は「心身共に悪化している」と懸念し「身柄が引き渡されたら死んでしまうだろう」と訴えた。 アサンジ被告は米国で、イラクやアフガニスタンの紛争などに関する機密文書を不正入手し暴露したとする罪で起訴され、米側が引き渡しを要請している。ステラさんは、今回のケースは「政治的動機」に基づくものだと批判。身柄が引き渡されれば「二度と会えなくなるだろう」と涙ぐみ、言葉を詰まらせた。