セ新人王予想 中日のドラフト1位・金丸夢斗の1年目は2ケタ勝利か、それとも
2025年シーズン。注目の逸材がプロ野球の門を叩くことになります。やや早すぎなのは承知の上で、セ・リーグの新人王を予想してみましょう。 【動画】これぞホームランアーチストの弾道!細川が自身初のグランドスラムを放ったシーン アマチュア野球界に詳しいスポーツ紙のデスクはズバリ、こう予想します。 「ドラフトで4球団競合の末、中日入りが決まった関西大のサウスポー・金丸夢斗が順当に行けば、最有力候補と言えるでしょう。最速154キロのストレートにスライダー、スプリットなど変化球も多彩で、三振が奪える投手。ローテーションの一角として活躍が期待できます。彼のポテンシャルを考えれば、2ケタ勝利を挙げても驚きません。ただ……」 コンディションを整えた上でシーズンには入れるか。そこをポイントに挙げるのです。 「金丸は春季リーグ戦で腰痛を発症し、秋のリーグ戦は救援に回らざるを得ませんでした。それでも連続自責点を72イニングまで伸ばすなど、アマチュア球界では無双状態。球速も出ていましたし、状態を見極めた上で4球団が1位指名したことを考えても、そこまで深刻ではないでしょう。しかし、大学とプロは違う。よりいっそうのタフさが求められます。時間がかかっても、まずは万全にすることが先決と言えます」 その他の新人王候補はどうでしょうか。 「ヤクルトのドラフト1位・中村優斗は先発でもリリーフでも面白い存在。とにかく球に力があり、チーム事情を考えてもフル稼働は必至でしょう。阪神のドライチ、NTT西日本の伊原陵人も力強さがあるサウスポー。前(先発)でも後ろ(救援)でも力を発揮できる。中日のドラフト2位、西濃運輸の吉田聖弥も魅力十分。うまくハマれば金丸より成績を残しても驚きません」(前述のデスク) とはいえ、2024年のセ・リーグ新人王はプロ2年目の巨人・船迫大雅が獲得するなど、意外なダークホースが存在感を示すのも楽しいところ。 新たな扉を開くルーキーたちの奮闘に、期待せずにはいられません。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]