自宅で映画を見ることが好きなので「プロジェクター」の購入を検討しています。やはりテレビよりも電気代は高くなるのでしょうか?
家庭用のプロジェクターを使えば、テレビよりも大画面で迫力のある映像が楽しめますが、使用時の電気代を心配される方もいるでしょう。 本記事では、プロジェクターを使った場合とテレビを使った場合の電気代について解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
プロジェクターとテレビの映画を1本観た場合の電気代の比較
あるメーカーのホームプロジェクターとテレビの消費電力の違いは以下の通りです。 ・ホームプロジェクター:約406ワット ・テレビ:約65ワット それぞれのワット数を用いて、2時間の映画を観た場合の電気代を計算します。なお、電気代の計算には以下の計算式を使用します。 ・消費電力(ワット)×1(時間)÷1000×電力量料金(円/キロワットアワー) 電力量料金は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の「よくある質問」より、目安単価の31円/キロワットアワーとします。 〈プロジェクターを使って2時間の映画を観た場合〉 プロジェクターを使って壁に映画を投影すれば、大画面で映画を楽しめます。プロジェクターを使った場合の電気代は、2時間で約25円です。もし週に2回利用した場合には月約200円になるでしょう。 〈テレビを使って2時間の映画を観た場合〉 テレビで映画を観る場合には、安定した画質であることが利点といえるでしょう。テレビで観た場合の電気代は2時間で約4円です。こちらを週2回利用した場合は月に約32円になります。 以上より、あるメーカーのプロジェクターを使う場合よりもテレビで観た方がお得といえます。しかし、プロジェクターの機種によっては消費電力が少ないものもあるため、費用は一概にいえません。
プロジェクターを使うメリット・デメリットとは?
テレビではなく、プロジェクターを使うことのメリットは以下の通りです。 ・壁に大画面で映画を映せる ・スピーカーがついているものであれば、音楽による臨場感を味わえる ・片付けができ、場所を取らない プロジェクターは常に部屋に置いておかなくとも、使用したいと思ったときに設置できます。テレビよりも場所をとらないため、部屋にあまり物を置きたくない方に向いています。 また、映画館さながらの迫力で、映画への没入感も増すでしょう。一方、デメリットは以下の通りです。 ・明るい部屋の場合には見えにくい ・映像が遅れたり、画質が乱れたりする可能性がある ・起動に時間がかかる デメリットについても把握し、納得のいくプロジェクターを選びましょう。