2023年度の野生鳥獣による農作物被害額は2億4900万円に/和歌山県
和歌山県は、県内の2023年度の野生鳥獣による農作物被害額が、およそ2億4900万円になったと発表しました。2022年度と比べおよそ1200万円減少しました。 県・鳥獣害対策課によりますと、地元住民の追い払いなどにより出没頭数が減少したサルや、集中的に捕獲されたアライグマによる被害が減少したということです。 その一方、イノシシによる被害額はおよそ9300万円、シカによる被害額はおよそ5300万となっていて、これらは前の年度と同じ程度の水準です。 県は今後、狩猟者を育成するとともに、国や県の補助制度を活用して防護柵を設置するなど対策を進めていくということです。