「俺は今日、人生史上最も困難な問題に立ち向かう」→彼は一体、何に立ち向かおうとしている?ノーパンの理由に失笑…【作者に聞く】
「人生には逃げてはならぬときがある」というセリフから始まる、一見すると壮大とも取れるストーリーのプロローグ。主人公は真剣なまなざしで校門を見つめていた。「俺は今日、俺の人生史上最も困難な問題に立ち向かう」。彼は一体、何に立ち向かおうとしているのだろうか? 【漫画】本作を読む/ノーパン登校はバレずに済むのか? 彼はごく普通の家庭に育った、ごく普通の男子高校生だった。父親は中国に出張中で、この度母親が「お父さんが浮気していないか抜き打ちチェックしてくるわ」と突然中国に発った。束の間とはいえ、彼にとって人生初のひとり暮らしの幕が上がった。好きなだけゲームをし、好きなだけ好きなものだけを食べて、おひとり様ライフをこの上なく満喫していた彼が一体なぜ…!?“俺史上最も困難な問題”にぶつかってしまったのか?本作の作者であるさとう海松(@kuronek11565753)さんに話を聞いてみた。 ――とても思い切ったテーマを扱った作品ですが、この設定を思いついたきっかけは? これは、自分が大学進学で初めてのひとり暮らしをする中で、「洗濯物が溜まりすぎて着る服がない…!」という実体験から思いつきました。 ――なんと!確かに一度は経験しそうなことですね。 実は一度ではなく…。ひとり暮らしの初期のときはけっこう洗濯物のことを忘れてしまって、こういうことがよくありました。親のありがたみを感じた瞬間です…(笑)。 ――えっ!では、まさかこの漫画の主人公と同じでパンツがないことも…? いえいえ。さすがにパンツがない!ってことはなかったんですが、「パンツがなかったらどうするだろう…?」と想像して描きました。 本作の主人公は、1週間洗濯機を回すことなく、ついにきれいなパンツが弾切れとなってしまう。母親のパンツを拝借しようか(!?)、コンビニで買おうか…散々迷った挙げ句、彼の出した答えは「ノーパン登校」。“母親のパンツ拝借案”はさておき、なぜ彼はコンビニで買わずにノーパンを選んだのか?登校してすぐに彼に襲いかかった友人のたわいもない悪ふざけの結末は…?そこには想像通り、くだらない理由や展開が待っているので、ぜひ本作を読んでみてほしい。くだらなすぎて失笑してしまうこと間違いなしだ。 本作の作者であるさとう海松さんは、2024年9月より主要漫画アプリで「ぼくのご主人は毒をたべる」を連載中である。黒猫のクロさんと飼い主のかわいくて甘い生活を描いた作品で、猫好きに大好評!猫飼いさんはぜひご覧あれ!作中には甘いスイーツも登場するので、そちらもお楽しみに。 取材協力:さとう海松(@kuronek11565753)