Dream5時代は「早く大人にならなきゃ」 俳優転身8年、26歳で見えた“弱い自分”との向き合い方
10代のDream5時代は「背伸びしていたところがあった」
“お気に入りのカット”を問うと、「どれもお気に入りと言いたいところなんですけど(笑)」と断った上で、悩んだ末に「朝のカット」を挙げた。 「寝起き30分くらい、ほぼ目覚めたばかりの姿を撮っていただきました。今の自分を知っていただくという意味では一番近い、いい状態で撮影していただけたんじゃないかと思います。ほとんどメイクもせず、これで行きましょうと(笑)。本当に自然体ですね」 写真集の発売が正式決定してからは、短期間では過去最高という身体の“絞り込み”に成功したという。また、2017年以降は俳優としての道を歩んできただけに、表情づくりなどの面で「これまでの演技経験が生きていたらいいなという思いはあります」と日比は笑う。 「マネージャーさんと『写真集を出したいね』という話をしていたのが今年の初めごろ。そこから徐々に意識しつつ、具体的に決まったのは6~7月。そこから3か月くらい集中して体づくりに励みました。普段はよほどハメを外さない限りは好きなものを食べるタイプですけど(笑)、体型の維持は頑張ってきたところではあったので、それが反映されていたらいいなと。表情に関しても、『経験してきたことは、必ず顔に映るもの』だと思っているので、それが見ていてくださる方に少しでも伝わったらうれしいです」 Dream5時代、『ようかい体操第一』が大ヒットし、2014年にはNHK紅白歌合戦に出場した。「祖母だったり、両親が(当時の)テレビ番組を今でも見返していたりしますし、なかなかない貴重な経験をさせていただいたと改めて思います」と語る一方で、若さゆえにどこか「背伸びしていたところがあった」と振り返る。 「小さい頃から大人に混ざって仕事をしていたということもあって、『早く大人にならなきゃ』と思って、自分を大人に見せられるように意識していたというか。人に対してコンクリートのように分厚い壁を作っていた時期もありました(苦笑)。その壁が少しずつ薄くなっていって、少し意地を張ってしまうこともありますけど、今は薄いベールくらいにはなったかなと思っています(笑)。私は基本、すごく負けず嫌い。内に秘めているつもりはないんですけど、人よりも(表に感情が)出づらいのかもしれなくて。常に弱い自分に負けそうになるので、焦らずにコツコツ頑張っていくしかないと自分を戒めています」