戒厳後、弾劾にかかった時間わずか11日…「韓国の『パリパリ』文化のおかげ」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の戒厳宣言以降、わずか11日ぶりに国会で弾劾訴追案が可決されたことに関連し、これまで韓国の速い経済成長の背景ともされる「パリパリ(「早く早く」の意味)」文化が肯定的に働いたおかげだと、外信が分析した。 17日(現地時間)、ブルームバーグ通信は弾劾案可決に関連し、「韓国の『パリパリ』(Hurry Hurry)文化に助けられた」という見出しの記事で、戒厳政局で韓国政界と市民が迅速に対処する姿に注目した。 ブルームバーグは「パリパリ」文化を「palipali」と紹介し、このような文化のおかげで尹大統領戒厳宣言後2週間も経たないうちに弾劾案が可決されたと診断した。 メディアは「尹大統領が戒厳令を宣言した後、韓国人は団結して反発するのに時間を遅滞しなかった」とし「数千人のデモ隊がソウルの街に出てペンライトを持ってK-POPのヒット曲に合わせて踊った」と伝えた。 デモに参加したある市民は、ブルームバーグとのインタビューで「『パリパリ』文化は非常に強力なツール」とし「これは韓国が他の国々にはできないことをできるようにする大きな部分」と話した。 ブルームバーグは「韓国は、パリパリ文化が肯定的に発現した事例」として「この文化のおかげで韓国がグローバルサプライチェーンの頂上に上り、産業、政治、大衆文化で期待以上の成果を出すことができた」と分析した。 ただ「このようなパリパリ文化に影と否定的な意味も存在するのは事実だ」とし「確かなのは、パリパリは忍耐と生存を内包する感情であり、尹大統領の(戒厳)発表後、韓国人は何をしなければならないのかを分かっていた」と評価した。 これについて、成均館(ソンギュングァン)大学社会学科のク・ジョンウ教授は、ブルームバーグに「韓国人は自らを表現することに恥を感じない」とし「我々は非常に情熱的で、目標を達成することに強い執着がある」と明らかにした。