質店の買取窓口を定点観測 買取価格が急上昇している2024年注目の品物とは?
岐阜市の国道沿いにある、買い物目当ての人も多く訪れる質店「かんてい局」。販売コーナーには、実際にお客さんが売った希少価値の高い高級ブランドバッグや、話題の金製品などがズラリ。そんな質店の買取窓口を年末年始に定点観測したら、ちょっと訳ありの人たちに出会っちゃいました。 品物を鑑定するのは、自ら査定額のハードルを上げてお客さんを喜ばせるアゲアゲ鑑定士・内野智浩さん。2024年に買取価格が急上昇している注目の品物も教えてくれました。
<Case.1>20代男性「おばあちゃんのグッチのバッグ」
12月25日、クリスマス。買取は初めてという20代の男性がやってきました。男性が持ってきたのはグッチのバッグ。おばあちゃんが10年以上前に12万円で購入したものだといいます。おばあちゃんの代わりに売りに来たのかと思いきや…。 20代男性: 「(売ったお金は)僕のものになります。クリスマスなので売って(お金にして)使ってくれということだと。ちょっとでも年末の足しになればいいかなって感じですね」
さっそく買取窓口で内野さんの鑑定が始まります。多少傷んでいるところはあるようですが、状態はそれほど悪くないようです。見るのは状態だけでなく、本物かどうかも見極めなければいけません。「ロゴとロゴの間、白い線が1本で、茶色い線は6本あるんですよ」内野さん曰く、それが本物の証。どうやら、このグッチは本物のようです。
男性の希望買取価格は1~2万円ですが、「10年前のモデルは並行輸入で割引率が高かったものもある」と言う内野さん。男性も「クリスマス価格で買い取っていただければ」と食い下がります。 一歩も引かない両者でしたが、内野さんの査定結果は…1万5千円となりました! 古いタイプでも状態が良かったのが金額の決め手になったようです。 男性はもちろん大満足! バッグを買い取ってもらうと、笑顔で店を出ていきました。いい臨時収入になったようです。
<Case.2>50代女性「忘れ去られたルイヴィトンのバッグ」
年の瀬が迫ったこの日、大掃除がきっかけで売りに来たという50代女性。持ってきたのは、ずっと使っていなかったルイヴィトンのバッグ。新品で15万円ほどで購入したといいます。女性の希望買取価格は2万ですが、擦れや傷が多く、かなり使い込んでいます。2万円もいくのでしょうか…。