昴、初の県3位輝く センバツ出場の山商に勝つ 春季高校野球
6回に集中打で一挙7得点
第71回春季東海地区高校野球三重県大会(県高野連主催)の3位決定戦と決勝がきょう27日、津市の津球場公園内野球場であり、3位決定戦で、昴学園(東拓司監督)が6回の集中打で一挙7得点し、松阪地区出身の選手が多く所属し、今春のセンバツに出場した宇治山田商(村田治樹監督)を逆転で破り、同校史上初の3位に輝いた。 両チーム先発投手の好投や好守備で無得点が続いたが、試合が動いたのは5回裏。山商は1死三塁で8番代打・河村蒼太選手(2年)の左への適時打で先制。さらに1点を加えると、2番・伊藤大惺選手(嬉野中出身、3年)のスクイズで3点目を追加した。 3点を追う展開となった昴は6回、無死一、二塁から、5番・栗田耀選手(久保中出身、2年)の内野ゴロが敵失を誘い1点を返すと、7番・青木大斗選手(3年)が無死満塁で四球を選び2点目を追加。続く8番・村上圭亮選手(同)も右前適時打を放ち同点に追い付いた。 なおも攻撃の手を緩めず、9番代打・坂上悠翔選手(2年)の右への適時打で逆転。その後も猛打が続き、この回一挙7点を挙げた。9回裏に1点を返されたものの逃げ切った。
◉試合の結果◉
(敬称略) 昴学園―宇治山田商 ▶3位決定戦(27日・津球場) 昴 学 園 000007000 |7 000030001 |4 宇治山田商 ◇バッテリー (昴)河田―青木、大橋 (山)長谷川、植田、加古―小泉、阪口 ▷二塁打=(山)郷、阪口、山本