中山美穂さんは年末にパリ時代の友人と会う約束をしていた 20年来の知己が明かす素顔
歌手兼女優・中山美穂さん(享年54)の訃報を受け、20年来のプライベートな友人の証言から、中山さんは年末にパリの友人と会う約束をしていたことが分かった。中山さんは「健康だけが取り柄」が口癖で、メンタルが強く、かねて「私には歌しかない」と言っていたという。 【写真】荻野目洋子、小泉今日子とセーラー服姿で共演した中山美穂さん 中山さんは2000年代初めの結婚、出産を経て、フランス・パリで子育てに専念していた時期がある。当時からの付き合いだった同世代の友人は、「パリに住む共通の友達で、この年末に日本に帰国するから、『帰ったら会おう』と美穂さんと約束していた人もいたのに…。心の整理がつきません」と明かす。 思い当たるフシが全くないという。「美穂さんは『健康だけが取り柄』ってよく言ってました。持病とかないと思います」 パリ出身のアーティスト、ルイーズ・ブルジョワの個展を先日見たという報告が、自身のインスタグラム最後の投稿となってしまった。その中の「2、3日心がえぐられて…」という文言などがあらぬ憶測を呼んでいるが、友人は「好きなアートを『いいよ』ってよく勧めてくれましたけど、彼女はその内容がネガティブでも、そんないつまでも引きずるタイプじゃない」と証言する。 「メンタル的には、激動の時代の芸能界にいた人だから強いと思います。普通じゃない。何を言われたってエゴサーチもしないし、デンとしてるイメージ。離婚(14年)で息子さんと離れてしまったのは相当辛かったと思うけど、そこから抜け出した強さがあるし、並みの強さじゃないですよ」 昨年、今年とコンサートツアーで全国を回った中山さん。友人によれば、パリ時代から「ずっと『歌いたい、歌いたい』『私には歌しかない』『私は歌うことが最高の幸せ』とよく言っていて、歌うことを楽しんでいた」という。 「お酒は強いけど、わりとすぐに酔って陽気にはしゃいでました。何となく弾けたい時は、お互い子供をベビーシッターに預けてカラオケとか、『セックス・アンド・ザ・シティ』みたいに女子同士で朝まで遊びました。フラメンコや、サルサといったラテン系の音楽やダンスが好きで、実現はしなかったけど『ポールダンスを習いに行こうよ』と盛り上がったこともありました。『あ、美穂さんだ』って道で声を掛けられる時も意外とうれしそうで、ピュアな人でした」 中山さんと最後に会ったのは昨年、東京で。友人は「お互いの近況報告をして、お酒飲んでごはん食べながら他愛もない話をしました。私生活も充実してると言っていて、飼い猫の写真をたくさん見せてくれました」と振り返り、中山さんの死を受け入れられずにいる。
東スポWEB