【小倉競輪(ナイター)FⅡ】神尾敬冬は年間58勝目ゲットもライン決着ならずに「言葉に詰まるものがあります」
<27日・小倉競輪・初日> チャレンジ予選2Rは、神尾敬冬が番手で2着の落合豊に7車身差を付ける圧勝劇も、ライン3人での独占を逃してうつむいた。 打鐘の緩んだところで仕掛けようとしたが、ためらった。「残り1周半で行ってもよかったけど、あそこで強引に仕掛けたらラインがバラバラになるかもと思ってしまった」。大バックを踏んでからの終2角4番手捲りは実に鮮やかだったが、反省の残る一戦に「言葉に詰まるものがあります」と口を真一文字に結んだ。 この1着で年間58勝目をゲット。男子選手の中で最多勝を突っ走る。「勝つことは選手として重要なこと」と話す神尾は、来年から待望の2班昇格を果たす。「上で通用するかは分からないけど、自分の力を出し切れるように走りたい」ときっぱり。残り2日間は内容を求めつつ、白星をしっかりと積み上げる。