新型電動SUV「マカンターボ」の技術を採用! ポルシェの電動スポーツボート「フラウシャー×ポルシェ 850ファントム」登場 気になる価格とは
フラウシャー社と共同開発した電動スポーツボート
独ポルシェは2024年12月9日、オーストリアの造船所「Frauscher(フラウシャー)」社と共同開発した電動スポーツボート「Frauscher x Porsche 850 Fantom(フラウシャー✕ポルシェ 850ファントム)」を発表しました。 【画像】ポルシェがボートを作った!? 新型電動スポーツボートを写真で見る(19枚)
長さ8.67m、幅2.49mのこの電動ボートは、卓越した加速性能、十分な推進力、洗練されたデザイン、そして高級感あふれる装備を誇ります。駆動システムは、ポルシェの電動SUV「マカンターボ」のリアアクスルユニットをベースに設計されました。 400kW(約544馬力)を発生する最先端の永久磁石同期モーター(PSM)がボードの後部に設置され、コントロールは防水ボックスに収納されています。 同じくマカンから採用された総容量100kWhのリチウムイオンバッテリーも後部ラウンジエリアの下に配置されます。また、ワイヤーロープマウントサスペンションが、大波や高速航行時の衝撃を吸収します。 新型850ファントムは最大7人の乗客が座れる設計で、後部のスイミングプラットフォームからは広々としたラウンジエリアにアクセスできます。コックピットのデザインには、ポルシェクレスト入りのヘッドレストや特徴的なステアリングホイールとシートが配置されています。キャビンには広い座席とラウンジエリアがあり、ゆったりとくつろぐことができます。 BluetoothとWiFi接続を備えたハイエンドオーディオシステムも標準装備されています。12インチのマルチインフォメーションディスプレイで操作可能。エコーサウンダーとチャートプロッターがディスプレイコンセプトに統合されています。後部にはLEDアンビエントライトとLED水中ライトも装備されています。 ポルシェのロードモデルに同じものがないのと同じように、ボートにも個性が非常に求められています。船体やデッキと同様に、室内装飾もさまざまな色で注文できます。ポルシェがクルマ用に提供するカラーパレット全体がこの目的に利用できます。 フラウシャー✕ポルシェ 850ファントムは2025年1月にデュッセルドルフで開催される「ブーツ」見本市でワールドプレミアを行う予定です。 登場を記念したファーストエディションは、25ユニット限定で、欧州での価格は57万2934ユーロ(9135万円)からとなっています。ちなみにオーストリアのオールスドルフにあるフラウシャー造船所で製造されます。
VAGUE編集部