今年のよさこい祭りで銀賞を受賞した「DDよさこいチーム」。その代表で高知県出身の松村 厚久さんの半生を描いたノンフィクションの続編の発売を記念して高知市でサイン会が開かれました。 県出身でDDグループ代表取締役社長の松村厚久さん(57)。DDグループは首都圏を中心に300以上の飲食店などを展開しています。高知を盛り上げようと2014年からよさこい祭りに出場。「DDよさこいチーム」は去年に続き今年も銀賞を受賞しました。 代表の松村社長は2015年、人気ノンフィクション作家の小松成美さんが執筆した『熱狂宣言』で「若年性パーキンソン病」であることを公表。病と戦いながらも会社の経営を続けています。 8日は続編の発売を記念して著者の小松さんと一緒に高知市でサイン会を開きました。『熱狂宣言2 コロナ激闘編』と題した続編ではコロナ禍で倒産の危機に見舞われる中、外食産業を守るために闘った日々や、左腕切断の可能性もあった大けがなどについて克明に記されています。 松村 厚久 社長 「いろいろいっぱいあってね、すごい激闘でしたね。激闘、激闘、激闘…それしかなかったです」 この日は2人に会いにおよそ50人のファンが訪れました。 高知市から： 「私も飲食業やってるんで雲の上の存在の方なんでうれしいです。負けてられないな。僕の方が年上ですし頑張ろうと思いました」 高知市から： 「私の母がパーキンソン病で松村さんをすごく励みに頑張ってます」 Q松村さんの魅力は？ 「病気を受け入れながら否定するんじゃなくて受け入れながら、その中でやっぱり自分らしく生きられているところですよね」 小松 成美さん： 「倒産は免れましたが本当に苦しい時期を乗り越えた。諦めなければ必ずゴールはあると。この先も取材を続け松村さんが若年性パーキンソン病を克服する日を描きたいと思っています」 松村さんは直筆のサインを彫った判を押しながらふるさと高知でファンとの交流を楽しんでいました。