登録料を滞納... ヘンリー王子&メーガン妃、“義務不履行”で夫妻の慈善団体に「イエローカード」が言い渡される
『ニューヨーク・ポスト』紙のゴシップ・サイト、『ページ・シックス』は5月初め、2020年にイギリス王室から離脱したヘンリー王子とメーガン妃がその直後にアメリカで創設した慈善団体、アーチウェル財団が、カリフォルニア州司法長官事務所から「義務不履行」を指摘されていると報じた。 【写真】ビジネス低迷中のメーガン妃、「新ブランド」は成功するのか...?分かっていることまとめ この団体に何が起きていたのか、明らかになっていることについて、振り返ってみよう――。 非営利団体として慈善活動を行うためには、必要な書類を提出したうえで料金を納め、カリフォルニア州の「非営利団体登録簿」に登録する必要がある。伝えられたところによると、この登録料は毎年支払う必要があるものの、アーチウェル財団は納付を行っておらず、「遅延通知」を送付されていたという。 『ページ・シックス』によると、その通知には「非営利団体登録に必要な年次報告書の提出と、登録更新料の納付が行われていない」ことが記されていたという。履行遅滞(滞納)の状態にあると判定された団体は、支出も資金集めも行うことができなくなる。 ただ、『ロサンゼルス・タイムズ』紙によると、財団の登録状況は現在までに、「適正な状態」に戻っているという。財団に近い筋の話では、「必要な支払いと書類の提出は期限内に、IRS(内国歳入庁、日本の国税庁に相当)の規則どおりに行っていた」「関連する支払いも、期限内に受領されていた」とのこと。 また、財団の広報担当者は、声明で次のように述べている。 「状況について入念に調査し、アーチウェル財団は全面的に要件に準拠しており、適正な状態にあることを確認しました」 「必要な納入はIRSが定める手続きの手順に従い、速やかに行われました。財団は間違いや不正行為なく、必要書類をすべて提出しています」 慈善団体の登録について、カリフォルニア司法長官事務所のウェブサイトには次のように説明されている。 「慈善活動と資金集めを行う団体は会計年度ごとに、すべての必要書類を提出し、申請しなければならない。それらが履行されない場合には、司法長官事務所が作成する非営利団体登録簿において、義務不履行者(滞納者)と判定される」 「不履行が解消されない場合、登録状況はさらに、停止、または取消に変更される」 なお、ヘンリー王子とメーガン妃はアーチウェル財団の活動について、ウェブサイトで次のように語っている。 「私たちは、慈善活動は施すことではなく、力を貸すことだと考えています」「私たちは、差し迫ったニーズを特定し、意義ある取り組みを行い、長期的な変化を推進するため、主要な団体・リーダーたちと注意深くパートナー関係を結びます。応急処置ではなく持続的な解決策に重点を置き、問題の根本的な原因を明らかにし、解決することに全力を注ぎます」
From Harper's BAZAAR.com