【大相撲】角界のあいさつ事情を臥牙丸氏が解説「おはようございます」は「あダダダダ」!?
大相撲の元小結臥牙丸氏(37)によるユーチューブチャンネル「ガガちゃんねる」に、元幕内鏡桜氏(36)が出演。外国出身力士の日本語力などについて意見を交わした。 ジョージア出身の臥牙丸氏は「相撲部屋は(日本語の)一番いい学校ですよ。(一般の)外国人に会って『日本、何年ですか?』って(聞いたら)『15年です』しかしゃべれない。15年、何しとったの?と思った」と角界内外の違いを実感。「(周囲に)同じ外国人がいると頼っちゃう。母国語でしゃべるんだけど、1人になるとしょうがない。聞く、言う、全部365日、その日本語しか聞けないから。どんなスポーツの中でも日本語が一番うまくなるのは相撲部屋」と力説した。 モンゴル出身の鏡桜氏も「そうだね。先生がいるわけじゃないけど、いきなり日本語で話して怒られるわけだから。一番最初に覚える言葉って、悪い言葉ばっかり(苦笑い)。その後に正しい言葉を覚えていくから」とうなずいた。 さらに、鏡桜氏は「俺、一番最初に日本に来た時に、相撲部屋って『おはようございます』って言わないじゃん。『あダダダダダダ!』とか『ああおおあお』とか言ってるから(笑い)」と入門当時を回想。「(現役を引退して)今、社会人になっていろんなところを見ているけど、1日に10回以上あいさつしたの相撲部屋だけだもんね。風呂に入っても、上がっても全部あいさつだから。『お先に、ありがとうございました』とか」と角界のあいさつ事情を明かした。 臥牙丸氏も「ウチの部屋(木瀬部屋)は厳しかった。ウチはヒザをついてあいさつしないとダメ。最初は嫌だったけど(その習慣が)良くなってくるんですよ」と現役時代を振り返った。
東スポWEB