シンプルなのになぜ上品? フランス人に外せない「不動のファッションルール」とは
トレンドに左右されず、エフォートレスなフランスのファッション。シンプルがゆえに、難易度が高いと思う人も多いはず。 【写真】最新の秋冬パリコレにはTWICE モモや広瀬すずが 今回はフランスの人気ブランド、バルザック・パリの経営者の1人であるクリゾリンヌ・ドゥ・ガスティーヌさんと、元雑誌編集者で現在はラグジュアリー水着ブランドを運営するタリア・コリンズさんがフランス流のファッションルールを解説。スタイリングのヒントにしてみて。
可能な限りシンプルに
フレンチシックなファッションでは、やり過ぎはNG。少ないほうが豊かとする「Less is more(レス イズ モア)」の考え方が基本です。かの有名なデザイナー、ココ・シャネルも「家を出る前に鏡を見て、身につけているアクセサリーを1つ外しなさい」という言葉を残しています。 タリアさんも「私の中の1番のルールは、可能な限りミニマルなルックにすることです。派手すぎず、やり過ぎない。水着のデザインでも色使いには注意しています」とコメント。ショッピングの際には、良質でタイムレス、自分が心地よく思えて、長く着られるものに絞るのが重要です。 クリゾリンヌさんは、ヴィンテージのアイテムやアクセサリーで個性を出すのが好みだそう。「祖母のネックレス、母のバッグ、父のラルフ ローレンのシャツなどを取り入れてみてください」とアドバイスしています。
ベーシックカラーが1番
フランス流のファッションのベースとなるのが、ベーシックカラー。ワードローブの大半の色を統一しておくことで、洋服同士が合わせやすくエフォートレススタイルが作りやすくなります。素材を変えたワントーンルックもコーデを格上げするコツ! タリアさんはベーシックカラーをベースに赤をポイントで入れるのがお気に入り。「私のワードローブのほとんどが黒、ネイビー、白。差し色として、赤のスウェットやボーダーのTシャツを持っています」 ちなみにボーダーやレオパード柄は、ベーシックカラーの洋服とも相性抜群。フランス流ファッションには欠かせません。