豪マッコーリー、上期利益は予想に届かず 商品取引部門が低調
Byron Kaye Rishav Chatterjee Archishma Iyer [1日 ロイター] - オーストラリアの金融大手マッコーリーが1日発表した上半期(4―9月)決算は、株主に帰属する利益が16億1000万豪ドル(10億6000万米ドル)となり、ビジブルアルファがまとめた予想の17億3000万豪ドルに届かなかった。 エネルギー市場がやや落ち着きを取り戻したことで、柱となる国際商品取引部門の業績が打撃を受けた。マッコーリーは、エネルギー市場のボラティリティーが再び高まってビジネスチャンスが生まれなければ同部門は目先、利益がさらに縮小すると見込んだ。 資産運用部門は14%の増益。エネルギーのグリーン化を背景に再生可能エネルギー向け投資商品の販売が拡大した。 投資部門であるマッコーリー・アセット・マネジメントの利益は68%増の6億8400万豪ドルだった。 中間配当は1株当たり2.60豪ドルと、前期の3.85豪ドルから引き下げた。現在進めている20億豪ドルの自社株買いについては、期間を1年間延長することを承認した。