知事選・走る候補 樋之口里花氏「県民の命・暮らしが一番大事」
(樋之口里花候補) 「子どもの貧困率が全国でも非常に高い県。この鹿児島県でまだ子ども医業費が窓口で無料になっていない、全国で一番遅れている。非常に問題だと思っているし、恥ずかしいことだと思っている。本気の子育て支援こそ本当に必要」 最前列で見守っていたのは夫の洋一さんです。病院の院長を務めながら毎日、掃除や洗濯をこなして樋之口さんをサポートしています。 (夫・洋一さん) 「家族会議を開いて『大丈夫か?やれるのか?』と。でも本人が『みんなに推されて出馬するので頑張りたい』と決意した。家族みんなで応援しようと。人格者で尊敬できる人。あの人が知事になったら、鹿児島県政は絶対に今よりも良くなると思う」 樋之口さんの趣味はピアノ。元同僚の医師は「ピアノの旋律のように仕事をこなす」と処理能力の高さを評価します。 (元同僚・60代) 「頭の回転が早くてテキパキ。知事になってもテキパキやってくれるのではと期待している」 樋之口さんは24日、種子島を訪れました。 (樋之口里花候補) 「馬毛島を軍事基地化させない、この思いを私に託していただきたい」 支援者らと開いた集会で樋之口さんは、計画に反対する住民の切実な声に耳を傾け、思いを新たにしたといいます。 (西之表市民) 「日本はアメリカの植民地ではない。日本は自立して外交戦略を選挙の中でも訴えてほしい」 (樋之口里花候補) 「政府、国に対して県知事が何も言わなくなれば、鹿児島はどうなってしまうのか。今回、知事を代えるしかないと強く思う」 (樋之口里花候補) 「(有権者に)伝えれば伝えるほど、(自分の考えを)届けられる。街頭に出て、自分の政策を一生懸命訴えることに力を入れたい」 賛否が分かれる問題は「県民投票を通じて県民の声を聞いて決めるべき」と訴える樋之口さん。趣味のピアノはしばらく封印して、初当選を目指します。
南日本放送