トランプ氏が勝利、ビットコインは7万4000ドル付近
米大統領選は現地時間5日、共和党候補のドナルド・トランプ氏が民主党候補で現副大統領のカマラ・カリス氏を破り、勝利した。スイング・ステートと呼ばれる7つの激戦州のうち4つで勝利を収め、大統領への返り咲きを決めた。 暗号資産(仮想通貨)市場は、5日夜(日本時間6日朝)の開票直後から、暗号資産フレンドリーな大統領誕生への期待が高まり上昇。ビットコイン(BTC)は、アメリカでのビットコインETF登場を受けて3月に記録した7万3000ドル超を上回り、新たな史上最高値を記録した。日本時間6日23時頃には、24時間で7.6%上昇の7万4034ドル付近、日本円建てでは、1140万円付近となっている。 ビットコインは2009年の誕生以来、2012年、1016年、2020年と過去に3回の大統領選を経験しており、今回で4回目。過去3回の大統領選の後、ビットコインはすべて上昇しており、概ね1年後にピークを迎えている。その後、下落局面があっても、大統領選当日の価格まで戻ることはなかった。 暗号資産関連株も現地時間6日朝、取引開始前に上昇している。ビットコインの大量保有で知られるマイクロストラテジーは12%上昇して255ドル付近。取引所大手のコインベース、暗号資産マイニング企業のライオット・プラットフォームズ、マラソン・デジタルなども同様に上昇している。 |文:CoinDesk JAPAN編集部
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