オリビア・ハッセーさん死去、73歳 布施明の元妻 自宅で家族に見守られながら息を引き取る
映画「ロミオとジュリエット」(1968年)のジュリエット役で知られる女優オリビア・ハッセーさんが27日、亡くなった。本人のインスタグラムで発表された。73歳。自宅で家族に見守られながら息を引き取ったという。死因は明らかにされていないが、過去に乳がんを患っていた。 【写真】「君は薔薇より美しい」の披露パーティーに出席する布施明とオリビア・ハッセーさん 日本でも79年にカネボウ化粧品のテレビCMに出演し、「きみは薔薇(ばら)より美しい」のキャッチコピーとともに注目された。80年に同CM曲を歌った歌手布施明と自身2度目の結婚をしたが、9年後に離婚した。 インスタグラムの発表では「この計り知れない喪失を悼むとともに、私たちはオリビアが私たちの人生と業界に与えた永続的な影響をたたえます」としている。 1951年、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれ。幼少時に英国に移住した。映画「ロミオ-」で一躍有名になり、深作欣二監督の「復活の日」(80年)にも出演した。 米メディアによると、代表作「ロミオ-」を巡っては、ハッセーさんが出演時に10代でヌードを撮影され精神的苦痛を受けたなどとして、米映画大手に損害賠償を求めて提訴。その後、訴えは棄却されている。