30代で手取り18万円。毎月ギリギリの生活をどうにかしたいです。生活保護に頼る前に、お金を借りられる公的な制度はありますか?
手取り18万円で生活する場合、家賃や食費を節約してもギリギリの生活を強いられる場合があるでしょう。急にお金が必要になった場合や仕事を長期間休んで経済的に厳しい状況の場合、一時的にお金を借りられる制度があれば少しは安心できるかもしれません。 今回は、一時的にお金を借りられる公的制度があるかについて調べました。 ▼「生活保護」の受給要件とは? 親族への扶養照会は必須なの?
30代の平均年収はどれくらい?|手取り18万円の場合、何が生活費を圧迫しているのか
国税庁長官官房企画課の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、30代の平均年収は30代前半(30~34歳)の男性で492万円、女性は345万円です。また、30代後半(35~39歳)になると、男性は556万円、女性は336万円になります。 手取り18万円の場合、控除額を考慮すると月収約22~23万円前後と想定できるため、年収は300万円程度だと考えられます。平均と比較すると低い金額です。 そのため、日常的な節約が求められるでしょう。毎月ギリギリの生活を送っている場合、何が生活費を圧迫しているか見直す必要があります。 まず見直すべき項目は家賃でしょう。一般的に家賃は手取りの3分の1程度が目安と考えられています。手取り18万円であれば、家賃は6万円前後が目安です。固定費のなかでも家賃は特に大きな割合を占める項目のため、6万円を超えている場合は将来的に引っ越しも検討しましょう。 次に家計を圧迫している可能性があるのは、食費です。自炊や外食の頻度によっても大きく変動するため、毎月どれくらい食費に充てているか確認しましょう。 総務省統計局の「家計調査 家計収支編 2023年」によると、単身世帯における年齢別の食費の平均は以下の通りです。 ●全年齢:4万2049円 ●34歳以下:3万8666円 ●35~59歳:4万6498円 30代前半か後半かによって差はあるようですが、4万円前後が目安となりそうです。ただし、一人暮らしで外食が多いと食費が増える傾向にあるため、人によっては5万円を超える可能性もあるでしょう。