30代で手取り18万円。毎月ギリギリの生活をどうにかしたいです。生活保護に頼る前に、お金を借りられる公的な制度はありますか?
一時的にお金を借りられる「生活福祉資金貸付制度」|概要や申請方法は?
生活費を補助する助成金は、生活保護制度以外に「生活福祉資金貸付制度」があります。生活福祉資金貸付制度とは、生活に困窮している低所得者・障がい者・高齢者および失業者世帯が安定した生活を送れるように支援するための制度です。 制度には複数の資金の種類がありますが、働きながらも金銭的に厳しい生活を送っている場合は「総合支援資金」が該当するでしょう。 総合支援資金の種類や条件は表1の通りです。 表1
出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付条件等一覧」を基に筆者作成 制度を利用するには、市区町村の社会福祉協議会に相談・申し込みをしたうえで、申請書類などの提出が必要です。ただし、総合支援資金を利用する場合は、原則として自立相談支援事業の利用も条件となります。他にも条件があるケースも考えられるため、まずは社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。
助成金の利用だけでなく、手取りを増やす方法も考えてみよう
公的な貸付制度を利用すれば、一時的にお金が必要な場合は乗りこえられるでしょう。しかし、利用するには細かい条件があったり、申請に時間がかかったりして、すぐに利用できるとは限りません。そのため、現在の生活費の見直しを行い、節約できる項目を探してみましょう。 また、収入を増やせば、慢性的な金欠状態から抜け出せるかもしれません。収入がアップすれば、お金を借りたり過度な節約をしたりせずに済むことも考えられるため、状況に応じて転職・ダブルワークも視野に入れてみてください。 出典 国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査 II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与 [年齢階層別の平均給与](第14図)年齢階層別の平均給与(20ページ) 政府統計の総合窓口(e-Stat) 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2 男女,年齢階級別 厚生労働省 生活福祉資金貸付条件等一覧 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部