流通経大柏、プロ入り内定選手がスーパーゴール2発!美しいコントロールシュート「練習してました」【高校サッカー】
◇4日 第103回全国高校サッカー選手権準々決勝 流通経大柏8―0上田西(フクダ電子アリーナ) 17大会ぶりの優勝を目指す流通経大柏(千葉)が前半で6点を奪うなど、上田西(長野)に大勝して6大会ぶりの準決勝進出を決めた。 流通経大柏のプロ入り内定選手がスーパーゴール2発で魅せた。J2富山に加入するMF亀田歩夢(3年)だ。2―0で迎えた前半28分、左寄りの位置から狙いすました右足コントロールシュートでゴールの右にねじ込んだ。背番号8の左サイドアタッカーは、「(このパターンのシュート)練習をやっていました。うまく入りました」と振り返った。 そして、リードをさらに広げた同43分には同じような角度から同じような弧を描いた右足弾でチームの6点目を挙げた。ただし、1点目よりは距離が長く、難易度がより高い一撃。「2点目の方が理想でした。(距離が長かった分だけ、シュートに)インパクトがあって、とてもよかったです」と胸を張った。 神奈川県にあるPSTCロンドリーナに所属していた中学時代はフットサルをメインにプレーした。ドリブルを軸とするスタイルでボールを持てる選手として生きてきたが、高3になって意識が変わった。「ドリブルで抜けたとしても、シュートが入んなかったら意味がないんで、シュートの練習をどんどんしていこうかなと思って、そこから(この試合で披露したような)自分の形ができてきました」と、得点できるドリブラーへと変貌を遂げた。 準決勝では自身が育った神奈川県の代表校、東海大相模と相まみえる。「また結果を残して、自分が上だぞっていうのを見せたいです」とJリーガーになる身としてのプライドをのぞかせた。
中日スポーツ