柔道ウルフ、V2ならず 卓球平野は準々決で敗退
【パリ共同】パリ五輪第7日の1日、柔道の男子100キロ級でウルフ・アロン(28)=パーク24=が準々決勝で敗れて2連覇はならなかった。敗者復活戦でも負け、メダルを逃した。女子78キロ級の高山莉加(29)=三井住友海上=は敗者復活戦から3位決定戦に進んだ。フェンシング女子フルーレ団体の日本は準決勝で敗れ、カナダとの3位決定戦に回った。陸上男子20キロ競歩で前回銀の池田向希(26)=旭化成=は7位。古賀友太(25)=大塚製薬=は8位だった。 バドミントン女子ダブルスの志田千陽(27)松山奈未(26)組=再春館製薬所=は準決勝へ進んだ。卓球女子シングルスの平野美宇(24)=木下グループ=が準々決勝で敗れた。 バスケットボール女子1次リーグで前回銀の日本はドイツに敗れ、2戦全敗となった。バレーボール女子は1次リーグ第2戦でブラジルに負け、2連敗を喫した。 ウルフ・アロンの話 最後は投げ切って終わりたかった。東京五輪後に一度はやめようとしたけど、この舞台に戻ってくることができて良かった。集大成にしたい大会だったので、心残りはある。
池田向希の話 2大会連続のメダルを第一の目標に取り組んできたので悔しい。ラスト5キロの勝負になると読んでいて、準備はできていたけど、上位の選手と比べると力不足だった。 平野美宇の話 今までの自分だったら0―3で折れていた。挽回することができて良かったけど、最後に思い切って1点を取ることができなくて悔しい。後悔はないけど、メダルを取るまでには(力が)足りなかった。団体に生かすしかない。 恩塚亨・女子日本代表監督の話 選手たちはベストを尽くしてくれた。苦しい時間帯も、日本のバスケをやるんだと強い気持ちで戦い抜いてくれた。その選手たちを勝利に導けず責任を感じている。