4年時は故障で悔い 東洋大・酒井俊幸監督、もう一度箱根駅伝を走るなら「最後にしっかり10区を走りたい」
2009年就任の酒井俊幸監督(48)は、東洋大時代に96年から1年3区11位、2年7区12位、3年1区13位と区間2ケタ順位と苦戦。主将を務めた4年時は出場できなかった。「4年時は故障で苦しみました。本当は主力として往路を走らなければいけなかったのですが、往路は難しく、10区を走る予定でした。でも、結局、回復が間に合わずに外れました。箱根で結果を残せなかったことは悔いが残っています。学生時代に戻れるなら、最後にしっかり10区を走りたいですね」と神妙に話した。学生時代に苦い経験をしたことは今、指導者として生きている。知将と呼ばれる酒井監督は「選手を万全の状態でスタートラインに立たせることが私の一番の仕事です」と迷いなく話す。
報知新聞社