DeNAの逆転優勝はあるのか【立浪和義の超野球論】
新主役の佐野
カギを握る四番の佐野/写真=大賀章好
開幕から2カ月が過ぎ、残りはあと70試合を切ろうとしています。各チームとも過酷な連戦の中、思わぬ故障者が生まれたり、逆に急成長の選手が台頭したりしていますが、セ、パの首位が巨人、ソフトバンク、そこにDeNA、楽天が絡む流れは、私だけでなく、多くの解説者が開幕前に予想していた展開ではあります。 私がセで、戦力的に注目していたのが現在2位のDeNAです。原辰徳監督の巨人が投打とも頭一つ抜け出してはいましたが、波が多いチームながら、個々の選手を見ると、十分、優勝を狙うだけの力があると感じていました。 なかなか2年連続で活躍できない傾向がある先発投手陣ですが、今永昇太選手を筆頭に頭数がそろっていましたし、特に打線ですね。 四番の筒香嘉智選手はメジャー移籍で抜けましたが、外国人のロペス選手、ソト選手という実績ある2人に加え、オースティン選手が入り、ほかにも宮崎敏郎選手もいます。完全に筒香選手の穴を埋められるかどうかはともかく、破壊力は昨年までとそん色ないだろうと見ていました。しかも・・・
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週刊ベースボール