パナソニックの電動アシスト自転車、「ギュット」「ビビ」「ティモ」の3シリーズに2025年モデルが登場
幼児を乗せられる「ギュット」シリーズ
2024年9月27日、パナソニック サイクルテック株式会社は、幼児二人同乗用電動アシスト自転車「ギュット」シリーズ、ショッピング用モデル「ビビ」シリーズ、通学用モデル「ティモ」シリーズの2025年モデルを発表した。 【写真】パナソニックの電動アシスト自転車、2025年モデルを詳しく見る 「ギュット」シリーズは通園など子どもとの移動に活用されている電動アシスト自転車で、今回2025年モデルが発表されたのは、「ギュット・クルーム・EX」と「ギュット・クルーム・DX」の2車種となる。 両モデル共通の進化ポイントは、タイヤの空気入れタイミングを手元スイッチの液晶画面で知らせる「空気入れタイミングお知らせ機能」を新たに採用したことだ。これは自転車タイヤのパンクの要因の一つとなる空気圧の低下をタイヤの変形量からモーターが推定し、空気を入れるタイミングを液晶スイッチ部分に「クウキチェック」と表示してくれる。常に適正なタイヤ空気圧とすることで、リム打ちパンクやタイヤチューブ劣化を予防するとともに、バッテリーの消耗も軽減する便利機能として実装された。 また、フラッグシップモデルの「ギュット・クルーム・EX」には、2024年4月に国内で初めて幼児二人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」に搭載されて大きな反響を呼んだ、子どもを乗せたまま押し歩く際の負荷を軽減する「押し歩き機能」が新たに搭載されている。 新モデル「ギュット・クルーム・EX」と「ギュット・クルーム・DX」の発売は2024年12月上旬から順次開始される予定だ。 ●押し歩き機能の使い方 電動アシスト自転車は電動モーターによるアシストのおかげで、漕いで乗る場合は楽に移動できる代わりに、自転車から降りて押し歩きする際は、ノンアシストの自転車よりも重たい車体を動かすことになり、身体への負担となっていた。とくに幼児を乗せられる幼児同乗タイプの電動アシスト自転車では、ただでさえ重い車体に幼児の体重が加わることで、重労働となっていた。 パナソニック サイクルテックが開発した「押し歩き機能」は、モーターが押し歩きをアシストしてくれる画期的なシステムで、電源が入っている状態で、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを引き上げ、手元スイッチの押し歩きボタンを押し続けると、モーターがアシストしてくれるようになる。押し歩きモード使用後は、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを押し下げた状態にもどすことで、通常の走行モードに復帰することが可能だ。 押し歩きボタンは指が届きやすい場所に配置しており、ハンドルを握ったままでも押しやすいように配慮されている。押し歩きモードは、押し歩く速度や、上り坂、荷物の有無などの条件をセンサーで検知し、押し歩きのアシスト力を自動調整するシステムを搭載しているが、自分でアシスト切替ボタンを押すことで、2段階で押し歩きアシスト速度を変更可能である。 【主要諸元 ギュット・クルーム・EX】 全長×全幅×サドル高:1795×590×730~860mm 適応身長:142cm以上(幼児2人同乗時は154cm以上) 重量:32.4kg 耐荷重:95kg ブレーキ:サイドプル形キャリパーブレーキ(前輪)/ローラーブレーキ(後輪) ギア段数:内装3段 バッテリー:リチウムイオン(25.2V・16Ah) モーター:250W 航続距離:50~86km 充電時間:5時間 タイヤサイズ:20インチ 本体価格:21万8000円 【主要諸元 ギュット・クルーム・DX】 全長×全幅×サドル高:1795×590×730~860mm 適応身長:142cm以上(幼児2人同乗時は154cm以上) 重量:32.4kg 耐荷重:95kg ブレーキ:サイドプル形キャリパーブレーキ(前輪)/ローラーブレーキ(後輪) ギア段数:内装3段 バッテリー:リチウムイオン(25.2V・16Ah) モーター:250W 航続距離:50~86km 充電時間:5時間 タイヤサイズ:20インチ 本体価格:19万円