脚本家・北川悦吏子さん、中山美穂さん訃報に「美しい思い出しかない。泣き続けるよ」
脚本家の北川悦吏子さんが6日、歌手で女優の中山美穂さんが亡くなったことを受けて、自身のXで悼んだ。 【写真】12月5日に最後のインスタ投稿「心がえぐられて」 北川さんは「私が出逢った中で一番美しい女優さんだった」とツイート。パリでの思い出や、病院にお見舞いに来てくれたことなどを振り返り、「『えっちゃん』って呼ぶ、あの声をもう聞けないのか。美咲とアオイをありがとう。美しい思い出しかない。泣き続けるよ」とつづった。 中山さんは、北川さん脚本のTBS系連続ドラマ「Love Story」(2001年)で主演の須藤美咲を、北川さんが監督を務めた映画「新しい靴を買わなくちゃ」(12年)で勅使河原アオイを演じた。 以下、全文 私が出逢った中で一番美しい女優さんだった。パリにも遊びに行った。エッフェル塔を見て駆け出したのんちゃん(まだ小さな私の娘)を、抱き上げてほっぺにキスしてた。タンゴもふたりで踊った。慶応にもお見舞いに来てくれた。日曜の真っ暗な待合室で、中山美穂がひとりで、病室から出てくる私を待っていた。「えっちゃん」って呼ぶ、あの声をもう聞けないのか。美咲とアオイをありがとう。美しい思い出しかない。泣き続けるよ。
報知新聞社