モドリッチ、盟友クロースの引退に…「悲しみに暮れている。新たなトニ・クロースが現れることはないんだ」|ラ・リーガ
レアル・マドリードMFルカ・モドリッチが、今季限りでの引退を発表したMFトニ・クロースに向けてメッセージを発している。 クロースは21日にEURO2024後の引退を発表。レアル・マドリードの選手として臨む残り試合は、25日のラ・リーガ最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのベティス戦と、6月1日のチャンピオンズリーグ決勝ボルシア・ドルトムント戦のみとなった。 ドイツ代表MFの引退を受けて、レアル・マドリードやドイツ代表の関係者を中心に多くの人物が声を上げているが、その中でも特別なメッセージを記したのがモドリッチだった。 クロースがレアル・マドリーに加入した2014年から、彼と中盤でコンビを組み続け、4回のチャンピオンズリーグ優勝をはじめ多くの喜びを分かち合ったモドリッチは、SNSを通じて次のような言葉を綴ったのだった。 「親愛なるトニへ」 「こうして言葉を記すのは難しいよ」 「フットボール界は悲しみに暮れている。それは歴史的選手が去ろうとしているからで、僕自身も同じく悲嘆に暮れていることを認めなくちゃいけない。友よ、君はこのスポーツの伝説であり、レアル・マドリードの伝説なんだ」 「君のそばでプレーする僕は目一杯楽しむことができた。レアル・マドリードの中盤を君と共有できたことは、本当に誇らしいことだったんだ。君には、君というフットボーラーを唯一無二、特別な存在とするクオリティーがあった。もう、新たなトニ・クロースが現れることはないだろう」 「欧州カップ戦の夜、タイトル獲得、ベルナベウの魔法……忘れられない出来事があったな。僕たちの人生のクラブで築いたこの黄金時代を、忘れることなんて絶対にあり得ないんだ」 「君はありとあらゆるものを勝ち取った。でも、あと一つ残っている。一緒に、15(回目のチャンピオンズリーグ優勝)へ向かっていこうじゃないか」 「さみしくなるな、友よ。トニ・クロースよ」 文・翻訳/江間慎一郎