前沢丈史が波乱の優勝戦を制す/ボートレース江戸川
ボートレース江戸川の「3支部ガチ対決シリーズin江戸川」は8日に優勝戦が行われた。 小潮で潮位差52cmという条件ながら、干潮予定時刻2時間前でも下げ潮がなかなか緩まず、優勝戦のコンディションは向い風6M。下げ潮はなんと-50cm。いわゆる向い向いの条件で波高は5cmの発表だったものの、独特のうねりが発生しており、水面状況は数字以上にハードな状態だった。優勝戦のメンバー1号艇から山田哲也、永田秀二、鳥居塚孝博、寺本重宣、前沢丈史、桑原将光。 進入は枠なりの3対3。スタートでは山田がコンマ15のトップタイミングを決めたが、外から伸びる艇もなく、1マークでは山田が先マイ。しかしターンはかなり流れ気味となった。その隙を逃さず、3号艇の鳥居塚がまくり差しでバックストレッチでリードを奪い、優勝が濃厚と思われた。 ところが2マークで鳥居塚が大きく流れるミス。この隙に5号艇前沢と2号艇永田が差し込み、勝負は振り出しに。1周1マークでは4号艇寺本がターンマークに接触して転覆しており、レースは5艇での争いに。2周1マークでは、内側艇優先を活かした前沢が先マイし、そのままトップでゴールを駆け抜けた。2着は永田。鳥居塚は惜しくも3着だった。 3連単5-2-3は5万2790円(74番人気)のビッグ配当。前沢は2022年10月の住之江以来、約2年ぶり、通算21回目、当地では3回目の優勝となった。
マクール