奈良市内の10代女性が現金1千万円の特殊詐欺被害
奈良県警生活安全企画課は30日、奈良市内の10代女性が特殊詐欺(オレオレ詐欺)の被害に遭い、現金1千万円をだまし取られたと発表した。 同課によると、7月中旬ごろ、女性の携帯電話に上海警察を名乗る男から「あなたはマネーロンダリングの罪で捜査されている。お金を払えば犯罪に関わっていないことが証明される。お金は後で返す」などと電話があった。中国検察官を名乗る男からも電話で、「このままでは逮捕され、裁判になる」などと言われ、現金2000万円を支払うように指示された。 女性は「1千万円なら用意できる」と返答して親から金を借り、男が指定した口座に8月27日と同月29日の2回にわたり、計1千万円を振り込みだまし取られた。 その後、返金がないことを不審に思った女性が奈良署に相談して被害か発覚した。