明治大学、セットプレーで苦戦。選手コメントで振り返る早稲田大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会
流通経済大学、法政大学に勝利し、関東大学春季交流大会2連勝で迎えた3戦目の対戦相手は宿敵・早稲田大学。 【ハイライト動画】 Aグループ 明治大学 vs. 早稲田大学|早稲田が11年ぶりに春の早明戦で勝利
「早大が相手だったので、いつもより気合いが入っていた」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)と意気込んで臨んだ明大だったが、荒天の中ハンドリングや規律で苦戦する。スクラムでも早大に優位に立たれ、流れをつかみきれずに、26-36で春季大会初黒星となった。
先制点を挙げたのは明大だった。前半7分、早大の敵陣中盤のスクラムからのアタックをSO(スタンドオフ)萩井耀司(商1=桐蔭学園)がインターセプト。そのままインゴールまで独走しトライを挙げた。
そのまま得点を重ねたい明大だったが、ハンドリングや規律面でミスが生じ敵陣に攻め込めない時間が続いた。「自分たちがやろうとしていたことが前半の入りからできず、それがずるずるいってしまった」(萩井)。
18分、ラインアウトからの素早い展開でトライを奪われると、31分にはモールを押し込まれ逆転を許す。スクラムで早大に流れを奪われ、そこから失点する場面が続いた。「スクラムでワンブイワンというテーマを掲げていて、声を掛けていたが、80分通して修正できなかった」(右FL/フランカー福田大晟・商4=中部大春日丘)。
36分、再びスクラムを押し込まれ、早大にアドバンテージを与える。そのまま早大の連続攻撃を止め切れずトライを献上。「スクラムは早大の方が駆け引きが一枚上手で、明大のリズムに乗れなかった」(右LO/ロック佐藤大地・法4=国学院栃木)。
点差を縮めたい明大は前半終了間際、敵陣ゴール前でマイボールラインアウトのチャンスを得るも、ボールを失い前半終了。5-21とリードを許し後半へ。
後半最初に得点を挙げたのは明大だった。互いに膠着(こうちゃく)状態が続いた15分、敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトからモールを押し込み、途中出場のHO(フッカー)金勇哲(営4=大阪朝鮮)がグラウンディング。